幼稚園とは?
幼稚園とは子どもの人生で最初に出会う学校です!
幼稚園は学校教育法77条において、「幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする」と、しています。
また、幼稚園教育要領において、幼稚園の基本を
「幼児期にふさわしい生活」
「遊びを通しての総合的な指導」
「一人一人の特性に応じた指導」
としています。
そして、発達の側面から次の5つの領域を示しています。
心身の健康に関する領域「健康」
人との関わりに関する領域「人間関係」
身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」
言葉の獲得に関する領域「言葉」
感性と表現に関する領域「表現」
私立幼稚園は、幼稚園教育要領の基本となる教育課程を踏まえながら、それぞれが、個性や歴史をもって運営されている公共性の高い教育機関です。
幼稚園では、地域の幼児教育センターとして、様々な役割 を果たしています。 預かり保育、未就園児の親子登園事業、子育て相談、園地園舎の開放事業、子育て講演会など。 各園にお問い合わせください。
昔から、「三つ子の魂百までも」と言われていますが、最近の発達心理学の研究でも、3歳児は、自主性、自律性、社会性の発達の上で、きわめて大切な時期と言われています。幼稚園は、この幼児期の子どもたちの発達にふさわしい体験が、安心してできるように工夫され用意された施設です。
入園当初、不安と戸惑いの中で幼稚園生活を始めた幼児も、やさしい保育者の励まし、同じ年齢の子ども達との生活を通して、少しずつ幼稚園の生活に慣れ、友達ができ、生活の広がりが見られるようになります。個人差、変化のはげしい幼児期にあっても一人一人の個性に応じた遊び、いろいろな行事や活動を準備し、幼児の体と心を育てることのできる、幼稚園は、子育てのプロ集団です。
幼児の成長に大切なのは、家庭の温かさです。幼児には、その年齢ごとに身に付けることが望まれる課題があります。歩くこと、話すこと、離乳、トイレトレーニング、一人遊び、友達との遊び…。その一つ一つを乗り越えるためには、家族の励ましが必要です。子どもの成長は一定でなく、必ず大きな波、小さな波がありますが、家族という安定した心のよりどころがあってこそ、子どもは自分の力で課題を乗りこえて成長します。
幼稚園と家庭は、車の両輪に例えられるように、目標や気持ちを一緒に持つことが大切です。二つの大きな愛情に支えられて、子どもは初めてまっすぐに伸びてゆきます。どちらかが強すぎたり、弱すぎたりすると間にはさまれた子どもがまっすぐに伸びません。信頼し合える環境の中で、協力しあいながら、見守ってあげたいものです。
認定こども園とは?